事業概要
大阪に本社を置くフジテレビ系列の地上波テレビ放送局。
「土曜はナニする!?」や「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」等の全国ネット番組の他、「よ~いドン!」「ちゃちゃ入れマンデー」「newsランナー」等の関西圏番組を制作。
より多くの視聴者に質の高いコンテンツを届けることを目指し、レグザ視聴データを活用している。
ウェブサイト:https://www.ktv.jp/
- (宣伝) 番宣CMの効果がわからず、現在の運用の妥当性を評価したい
- (宣伝) 限られたCM枠を効果的に利用したい
- (番組) 自社制作番組の構成を改善し、視聴者の流入量を最大化したい
- (宣伝) 番宣CM接触・非接触ごとの番組への誘引率を、番宣CM1本単位で評価
- (番組) 過去の視聴者流出入データから放送予定番組の流出入をシミュレーション
- (宣伝) 番宣CM効果がわかり、重複視聴データに基づく運用の正しさが立証できた
- (宣伝) 番宣CM効果を最大化させるために、運用の改善点を複数発掘
- (番組) 流入・流出ポイントを押さえた番組構成で高視聴率を獲得
番宣CMの効果を測定するにあたり、番宣CMに接触したレグザ機器が、どれだけ番宣対象番組を視聴したのか確認しました。
評価の際は、CM秒数やCM接触回数による違いなど、様々な観点でデータ分析しました。
― 検証結果として、新しい発見は生まれましたか?
数多くの知見が得られました。
例えばこれまでは、番組を見たことがあり内容を知っている視聴者か、内容を知らない視聴者か、どちらに向けてPRを制作するのか、実はあやふやな状態でした。
本来は、ターゲットが異なれば、伝えるべき内容も変えるべきと考えています。
今回、直近1か月で視聴実績がある視聴者と、実績がない視聴者を分けて検証することで、番組ごとに、どのターゲットに、どのような情報を伝えるべきか方向性を見出すことができました。
また、番組ごとによる番宣CM効果の違いも明らかになりました。
習慣的に視聴する番組は番宣CMの効果が低いようです。このような番組については新規視聴者の獲得難度が高く、より長期的な目線でPR計画を立てる必要があるという認識が生まれました。
その他にも、番宣CMを放送する番組のジャンルや放送時間について、これまで感覚として持っていた仮説をデータで示すこともできました。
一方で、感覚とは異なる目から鱗の発見もありました。こちらが効果が高いと思って番宣CMを放送していた枠で、実際には効果が低かったという結果が散見されたのです。詳しく調べて見ると、同時間帯に放送している他局の番組が影響しているようでした。
今回の検証で、これまでのレグザさんの「番組視聴者の重複データ」に基づいた番宣CM運用の正しさが証明できたことに加え、さらに番宣CM効果を上げるための運用方法を立案できたことが、大きな成果と感じています。
最近では「視聴者流出入データ」も番組制作に生かす機会が増えています。
ビジュアル的にもわかりやすく、どのタイミングでどのCHから視聴者が流入したのか、どのCHへ流出したのかがわかります。
例えば、番組を制作する際に、他CHの番組編成と過去データから、その番組の流出入をシミュレーションし、CMの挿入タイミング等について編成・制作と協議しました。
これが見事にこちらの思惑通りの視聴者の動きにつながり、好調な視聴率を獲得することができました。
一定の成果を上げられたことで、社内の番組制作の考え方も少しずつ変化していることを実感しています。
― 今後のレグザ視聴データサービスに期待することがあれば教えてください。
現在利用しているオンラインダッシュボードは画面がわかりやすく、初めて触る人でも直感的に操作ができます。
加えて、今後は利用者側がある程度自由に分析内容をカスタマイズできるようなエキスパート版のようなメニューがあると嬉しいですね。
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