事業概要
東京に本社を置く地上波テレビ放送局。
「めざましテレビ」「ぽかぽか」「イット!」「新しいカギ」など多彩な全国ネット番組を放送中。
ウェブサイト:https://www.fujitv.co.jp/
- 大規模サンプル数のデータでより精緻な分析がしたい
- 放送尺の短い番組やコーナーを1秒単位で分析したい
- 汎用ダッシュボードではできない視聴分析がしたい
- 1秒単位のデータで、短尺コーナーの視聴を分析
- 番組視聴者の流出/流入や市区町村単位の視聴を分析して番組制作に活用
- 番組をよく見る機器、たまに見る機器 等に分けて視聴動向を分析
- 大規模な属性付きデータで、より詳しい視聴分析が可能になった
- 1分に満たないコーナーの分析ができるようになった
- 視聴者がいつ、どの局へ流出したのか詳しくわかるようになった
― レグザデータを導入して課題は改善されましたか?
はい、データから分かることが増え、改善されました。
関東で100万台超のサンプル数があり、データには視聴者の属性情報 (性別・年齢) も付いています。例えば、F1(20-34歳 女性) のように特定の視聴者層に絞った分析も十分なサンプル数でできるようになりました。
― レグザデータを導入して分析から得られるものは増えましたか?
はい。分析できることや、その分析から見えることはだいぶ広がりました。
例えば、1分に満たないニュースコーナーをデータで分析することは難しかったのですが、レグザデータは1秒の粒度で見ることができるため、短尺コーナーでも視聴者の動きが鮮明にわかるようになりました。
市区町村単位のデータが重宝しています。
情報番組やバラエティー番組で、例えば北関東のお店を特集した際に、東京都内の中心地の人たちが行きたいと思うから見ているのか、それとも北関東の人たちが近くにお店があるから興味を持って見てくれているのか、がわかりませんでした。
レグザデータは、市町村単位のデータが見れるので、今回の放送は東京都内よりも埼玉の◯◯市でよく見られていたといった結果を制作部門へ共有したりしています。
― データ分析の結果を番組制作の方々はどのように受け入れているのでしょうか?
データのニーズは番組によって様々であるため、ニーズの高いところから徐々に分析結果を広めていきました。
制作部門から特に反応が多いのは、番組中の視聴者流出入に関するデータです。特に「視聴者がどのシーンで流出してしまったのか」を中心に分析しています。
番組の変わり目で視聴が減ることはあるのですが、番組途中のタイミングで目に見えて視聴が減るようなケースがあるので、そういった時にレグザデータを見ることで、いつ、どの局へ視聴者が流出したのかということまで詳しく捉えることができるようになりました。
ダッシュボードは放送局の業務にフィットする形で作り込まれていて、簡単にわかりやすくデータを見ることができますが、社内でもっと詳しく分析するために個票データが必要でした。
― 個票データはどのように活用しているのでしょうか?
自分たちが分析したいテーマに沿ってデータを集計・グラフ化し、番組内のコーナーの人気度を見たりしています。
また、特定の番組をよく見ている視聴者(ファン)とたまに見ている視聴者(一見さん)をグルーピングして、今回の放送は一見さんが多く見に来てくれたといった分析をしています。
系列局のデータもあるので、全国ネット番組がどのエリアで多く視聴されているのか検証したり、CMなど放送内容が異なる部分で視聴の違いを検証するといった、いわゆるABテスト的にエリア比較をする使い方をしています。
※個票データ:
TVS REGZA株式会社が、テレビ利用者からデータの収集と利用について許諾を得たうえで提供している機器単位のデータ。
― 分析をする際に重要視しているターゲットはございますか?
コアターゲット(13歳〜49歳)と呼ばれる層を中心に、時間帯・番組ごとのメインターゲットに合わせて上下の世代を含め分析を行っています。
― レグザデータで詳しいプロフィール情報の提供が始まります。今後、サービスに期待することがあれば教えてください。
ダッシュボードでいうと、家族の視聴・個人の視聴という区別ができますが、視聴している家族がどんな家族構成なのか、個人がどんな職業の人なのか、といった情報が充実していくと、分析の幅が広がってありがたいです。
また、地上波以外のOTTサービスなどについても今後分析していきたいと思っていますので、サポートしていただけるとありがたいです。
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