教育現場のICT 化の背景
ICT ツール導入の効果
インタラクティブホワイトボードの重要性
「GIGAスクール構想」では、児童生徒に向け1人1台端末を配備することを掲げています。しかし、児童生徒がタブレットやPCで学ぶのに、従来の黒板とチョークの授業は考えられるでしょうか。そこで、端末以上の機能を持つICTツールとして、インタラクティブホワイトボード(IWB/電子黒板)が注目されています。しかし、日本での導入はほとんど進んでいません。「端末で常に共有しながらの学習する環境では、インタラクティブホワイトボードが中心となり、当然各教室に設置されるべきです」と石戸教授は力説します。先生が書いた内容などを一瞬で端末に共有・保存できます。また、先生の手元を大きく映し出すことが可能で、教室では誰もが最前列で授業を受けている状況になります。
インタラクティブホワイトボードの導入は、企業でも有効です。石戸教授も「ICT化が進む企業で、なぜインタラクティブホワイトボードがないのか疑問です」と話します。会社の会議室が手書きのホワイトボードでは共有・保存もできず、非効率的なのは明らかです。企業ではテレワークが浸透しましたが、やはり出社しなければできない業種・業態も多くあります。会議の活性化、効率化を図るためにも活用すべきツールではないでしょうか。
石戸教授は「今の教育のICT化で重要なのは、アフターコロナ時代を見据えて、教育をどのようにデザインするかだと言えます。コロナ後の学校では、オンライン授業と登校して対面する授業のハイブリット教育が始まるでしょう」と指摘します。教育現場のICT化には、インタラクティブホワイトボードも重要なツールになるはずです。
東芝映像ソリューション業務用ディスプレイのメリット
65V型液晶電子ホワイトボード(電子黒板)「TD-E654TS(B)」は、プロジェクターやマーカー方式のホワイトボードなどの授業や会議で主要な3つの機能を1台で提供します。
内蔵しているホワイトボード機能によって、マーカー式のホワイトボードへの書き込みと変わらない操作性で、手を汚さず、シンプルかつスマートに使用することができます。書いた内容はそのまま保存可能※1。ホワイトボード時の背景色はブラック、ネイビー、ブルー、ダークグリーン、バイオレット、パールグレーの6色から選択できます。 PCの画面を本商品の画面上に映し出し、タッチ操作で資料のページを送ったり、PC内のファイルを開いたりすることができます※2。Excel®やPowerPoint®などの資料上には、直接手書きで補足説明を書き込むことができるため、授業や会議の進行がスムーズになり、理解度を高めることができます。
書き込んだ内容と画面はそのままキャプチャー画像として保存することができます※1。
映像資料や統計データ等を大画面ディスプレイで共有しながら授業や会議ができます。 部屋を暗くしなくてもハッキリと画面が見え、文字や図形を直接書き込めるため、 視覚的にも情報共有することができます※3。
*1 キャプチャー画像は本商品の本体メモリーに保存されます。(保存形式:PNG)保存された画像は本機にU S Bメモリーを接続してコピーすることで取り出すことができます。
*2 パソコンの画面を本商品の画面上でタッチ操作するには、HDMI®ケーブルとUSBケーブルで接続する必要があります。
*3 パソコンの画面を本商品に表示するにはHDMI®ケーブルで接続する必要があります。
石戸教授のインタビューからICT化による日本の教育現場の未来像が見えてきました。その中心となるツールとして、インタラクティブホワイトボード(IWB/電子黒板)があるようです。
あらためてポイントをまとめます。
※掲載記事は取材当時の内容で構成されており、記事内における名称、職位、各種情報等は公開当時のものです。